【静岡ホビーショー】販路拡大の道は?木製模型の雄・ウッディジョー

5月14日にスタートした「第63回静岡ホビーショー」。今年は静岡の17メーカーを含む87の模型関連企業や団体が参加しています。

例年盛り上がりをみせ、今年は一般公開日の事前登録の受付開始からわずか2日後には定員に達し、登録が締切となりました。注目度の高さがうかがえます。

一般公開前に、SBSで最もホビーを取材しているアナウンサー・青木隆太がレポート!




ウッディジョーは静岡市駿河区に本社をおく模型メーカーです。国内ではほとんどない木製模型を専門に取り扱っています。帆船や城郭、神社仏閣など、木製ならではの温かみや味のある70の製品がブースに並びます。木材価格の高騰もあり、春に商品の値上げもありましたが、その精密さを武器に奮闘しています。

ホビーショーでは4つの新製品が登場しました。

中でも注目は「1/400 大阪城」です。これまで販売していた1/150のサイズから更に小さくなりました。

木製模型はその作成難易度や制作時間も相まって、敷居の高さが課題となっています。また、プラモデルよりも高齢のファンが多く、若い方にも作ってもらいその醍醐味を知ってほしいと、コンパクトで作りやすいサイズのものを新たに開発しました。これで従来のサイズより1/5の時間で制作できるように!

一方で、小さくするぶん、省略しないといけないパーツもありました。しかし、精密さがウリのウッディジョーだからこそ、精密さにもこだわりつつ、コストとのバランスや耐久性も考えながら制作したということです。

ウッディジョーの常木則夫代表にお話を伺いました

ウッディジョー 常木則男社長(左)

ちなみに社名の由来は、常(ジョー)木(ウッディ)からだということです。

常木代表:例年より人が多く、外国の方もよく見たなという印象がある。

青木:木製模型の良さは?

常木代表:木はそれぞれ色も目も違う。木でできている建物をプラモデルで作るのはどこか違和感がある。それなら、木で作った方が良いんじゃないかというのが僕の考え。木には木の良さがある。

出展社だけでなく協賛社や業界紙など含めて99のブースが楽しめる「静岡ホビーショー2025」。一般来場は受付を締め切りましたが、生放送の配信もあります。来年以降の参加も含めて、模型の世界首都・静岡を味わってみてはいかがでしょうか!

SBS静岡放送のアナウンサー陣が静岡での暮らしにちょっとプラスになる話をお届けします。プライベートで立ち寄ったお店やオススメのグルメ、ロケ先での裏話など内容はさまざま。アナウンサーの日常を気軽なタッチで紹介していきます。

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