
陸上自衛隊富士駐屯地に所属する20代の隊員が、同僚隊員から合計約72万円を恐喝したとして、懲戒免職処分となりました。
5月15日付で免職の懲戒処分となったのは、陸上自衛隊富士駐屯地の特科教導隊に所属する20代の1等陸士です。富士駐屯地によりますと、1等陸士は2022年11月頃から2023年1月頃までの間、同僚隊員に対して、駐屯地内の居住スペースで2人きりの際に、合計約72万円を恐喝しました。2023年2月に、被害を受けた自衛隊員が上司に報告したことで事態が明らかとなりました。
1等陸士は調べに対して、「金銭欲しさにやってしまった」「遊興費に使用した」などと話しているということです。
富士駐屯地特科教導隊長の志道桂太郎1等陸佐は「この度、当該所属隊員がこのような事案を起こしたことは極めて遺憾です。今後、同様の事案が生起しないように、部隊として服務指導に万全を期す所存です。」とコメントしています。