職員用の端末管理システムを不正に利用し人事異動の情報などを”のぞき見”していたとして、静岡県沼津市は職員4人を懲戒処分としました。4人の職員は「興味本位で見てしまった」と話しているということです。
<沼津市 頼重秀一市長>
「誠に申し訳ございませんでした」
懲戒処分を受けたのは、沼津市ICT推進課に所属していた20代の主事級の職員2人(それぞれ停職2か月と減給6カ月10分の1)と、30代の主任と40代の係長級の職員(ともに戒告)計4人が懲戒処分を受けました。
市によりますと4人は2024年8月から2025年3月までの間、「職員用端末管理システム」を不正に使用し、人事異動の情報や特定の女性職員の端末画面を”のぞき見”していました。不適切利用の回数は4人合わせて2867回に及びます。
4人の職員は「興味本位で見てしまった」という趣旨の説明をしているということです。
<賴重市長>
「市長としても大変重く受け止めている。私に対する処分についてはよくよくそのあたりのことも念頭に置きながら決めさせていただきたい」
職員の不祥事が相次ぐ沼津市では2024年4月から2025年3月までに7人が懲戒処分を受けています。