静岡県教育委員会は3月19日、勤務している中学校の女子生徒と私的なやり取りをして、ドライブに出掛けて頭を触ったとして、23歳の男性教諭を戒告処分としました。
2025年3月19日付けで、戒告処分となったのは、県中部の中学校に勤務する男性教諭(23)です。
県教委によりますと、男性教諭は2024年7月下旬から2025年1月下旬にかけて、主顧問を務める部活動の部員の女子生徒2人と、学校で使用する学習用のタブレット端末で私的なメッセージのやり取りを行なったということです。やり取りの中で、男性教諭は「好きって言ったらどうする?」などのメッセージを送っていたとしています。
また2024年11月初旬、女子生徒1人をドライブに誘い、休日の日中に2人で静岡市内の商業施設に行ったり、街中を散策したりして、男性教諭は車内で2回、女子生徒の頭を触ったとしています。
2025年1月27日に学校への情報提供で発覚しました。男性教諭は1月28日から自宅勤務となっていて、退職の意向も示しているということです。
男性教諭は「生徒とのやり取りを楽しみたいという私的な理由から、やり取りを続けてしまった。外出については、よくないことという認識はあったが、生徒からの悩みを聞き、励ましてあげたいという気持ちと、ばれなければ大丈夫だろうという甘い気持ちが優先してしまった」とコメントしています。
県教委によりますと、学校では生徒との私的なやり取りは原則禁止というルールがあり、不適切な言動だとしています。
また、県教委は2024年2月14日に自家用車で人身事故を起こしたとして、県中部の中学校に勤務する50歳の男性教諭を戒告処分にしました。