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登呂遺跡の赤米おはぎ、売れ行き好調 城南静岡中・高生が考案、天神屋が感謝状

 弁当・総菜販売の天神屋(静岡市駿河区)は、新商品「赤いお米のユメおはぎ」開発への努力に敬意を表し、ボランティア活動などに取り組む城南静岡中・高(同区)地域貢献部の生徒に感謝状を贈った。

野尻取締役本部長(最前列左)から感謝状を手渡された地域貢献部の生徒ら=静岡市駿河区の城南静岡中・高
野尻取締役本部長(最前列左)から感謝状を手渡された地域貢献部の生徒ら=静岡市駿河区の城南静岡中・高


 同部では2018年から登呂遺跡(同区)で赤米の栽培に取り組んでいたが、収穫後の販売に苦戦していた。そこで23年、天神屋とともに赤米をもち米に混ぜたおはぎを共同開発し、今年1月から各店舗で発売。リピーターがつき、お菓子部門で一時売れ行きがトップになるなど、同社の担当が驚くほどの好調な売り上げとなった。
 9日に行われた授与式では、同社の野尻崇生取締役本部長が同校高校1年の橋本貴祥さん(15)らに感謝状を手渡した。橋本さんは「自分たちの商品開発や販売など、皆さんの力添えで多くの夢をかなえることができ、感謝の気持ちでいっぱい。今後も機会があれば商品開発をやってみたい」と感謝し、抱負を述べた。
 「赤いお米のユメおはぎ」は4月に販売を終了したが、今年秋の収穫後に改良し再販する予定。
 (社会部・赤池泰輝)

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