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自転車通学 気を付けて 事故増で高校生指導 静岡県警

 静岡県警は「自転車月間」の5月、自転車の運転者に対する指導取り締まりを県内各地で強化している。今年になって特に高校生の自転車が絡む交通事故は増加し、死亡事故も発生。22日朝には静岡市葵区の通学路で高校生を対象に指導取り締まりを行い、ルールを守った安全な利用とヘルメットの着用を改めて促した。

自転車で通学途中の高校生らを対象に行った県警の指導取り締まり=22日午前、静岡市葵区
自転車で通学途中の高校生らを対象に行った県警の指導取り締まり=22日午前、静岡市葵区

 県警交通企画課、交通機動隊、静岡中央署などから約10人が街頭に立ち、事故が多発する交差点を中心に、自転車が道路標識に従って一時停止などをしたかどうかに目を光らせた。左右確認に加えて一列走行の徹底を求めたほか、斜め横断の禁止も強調した。
 自転車事故対策は、本年度施策の柱の一つ。浜松市浜名区の市道で13日、自転車に乗っていた小学4年生の女児がごみ収集車にひかれた死亡事故も踏まえ、この日の活動は車のドライバーへの啓発効果も狙った。
 県内の1~4月の自転車事故は836件(前年同期比97件減)、負傷者802人(同110人減)だが、死者は4人(同3人増)に上る。うち高校生は290件(同16件増)、負傷者277人(同21人増)で、5月に入っても増加傾向が続く。死亡事故は3月に袋井市で、信号機のない市道交差点を直進中のワゴン車と、自転車で横断歩道を渡ろうとしていた通学途中の高校生の自転車が衝突した。

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