茶況(4月14日)清水のかぶせ 高評価 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は前日比横ばいの1127キロが上場した。清水小島で生産されたかぶせの手摘みの評価が高かった。
初倉はやぶきたの荷が初上場した。本山筋は美和や丸子などが少量取引された。
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静岡市中では初倉や磐田が6000円台半ばから4000円周辺で取引された。榛原や相良の一部荷口で、6000円台の成立があった。
あっせん業者は「内容が芳しくなかった一部の品は、前年より大きく値を下げた」と話す。
◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
▽成立 1万1081キロ(県内1,127キロ、県外9,954キロ)
清水 22,000 7,000
美和 5,500
磐田 6,500 3,000
鹿児島 4,300 1,350
◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
▽煎茶上場 15万7143キロ
8,029 689
(平均1,986)
藤枝 14日に一部の茶園で摘採が始まった。JA大井川藤枝工場によると、天候などを踏まえ、本格的な作業は初取引が行われる17日以降になる見通し。
島田、金谷、川根 島田地域の初取引が行われ、初倉と湯日から5口165キロが上場した。最高値は手摘みのやぶきたで1万1000円。平均単価は6364円。やぶきたの摘採は来週から本格化しそう。
榛原、相良 市内での出回りはわせ品種や早場所の生産に限られる。週明けからの本格稼働を予定している生産者の一人は、「買い手の在庫状況に合わせた生産が不可欠」と話す。
掛川、小笠 掛川茶市場とJAサエリアの初取引日は15日。生産者は初取引や品評会用に手摘み茶を製造する。茶商は5月の新型コロナウイルス感染症5類移行を見据え「新茶期と重なるので販売促進に力を入れたい」と意気込む。
袋井、森 森町茶業センターには2工場から11口18キロが持ち込まれた。平均単価は1万4222円、最高値は2万5000円。出回り量は限られたが、品質は良好という。取引が本格化するのは20日以降の見通し。