
(左から)田中健太郎気象予報士、大石智之さん、重長智子SBSアナウンサー、新城健太SBSアナウンサー
今回スタジオにお越しいただいたのは、株式会社トマル水産 代表取締役・大石智之さん。2回目の出演ということで、前回より少し緊張がほぐれた状態でお話いただきました。生産量はわずか2〜3%ほど! 貴重なかつおぶし「本枯節」とは
トマル水産には、焼津市で唯一、本枯節を作り続ける工場があります。 かつおぶしと言うと、一般的には「荒節」が主流。荒節にカビをつけて熟成させたものを「本枯節」と言います。大石さんは「本枯節の生産量は割合で言うと、2〜3%ほどしか出ていない」と話していました。

荒節は作るのに1カ月ぐらいかかるのに対し、本枯節は3カ月から半年ほどかかります。本枯節のほうが、作るのに手間がかかっているんです。
本枯節を作る工程の中に「修繕」という作業があります。煮たり骨を取ったりする時にできた傷やへこみを、すり身で補修するそうです。
きれいな形に仕上げるための大切な工程で、カビを均一につけるために欠かせません。 今も職人さんの手で受け継がれている、焼津の伝統技術の一つです。
離乳食にもおすすめの商品「おだしの本気」
トマル水産では、工場見学や出前授業など“食育活動”にも力を入れています。 この活動を通して商品化されたのが、「おだしの本気」です。
天然素材100%。調味料を使わず、かつおぶし・昆布・シイタケのうま味だけで仕上げたというだしパック。離乳食にも安心して使うことができるそうですよ。
5分でできる!「ポップコーンとかつおぶし」のお手軽レシピ

今日のレシピは、ペンネーム・ともさんからです。 「ポップコーンとかつおぶし」材料はこちらです。

今回は本枯節を削ったものを使いましたが、自宅ではパックのかつおぶしでOKです。
ステップ1.
鍋にサラダ油を入れて中火で熱します。
ステップ2.
乾燥コーンを投入し鍋に蓋をして、揺らしながら加熱します。1〜2分でポップコーンになります!


ステップ3.
火を止めて、塩と削りぶしを加えたら完成です!
5分あればできちゃいますよ!本枯節の旨味とポップコーンの塩加減が絶妙にマッチします。
塩分控えめでも旨味が強かったです。 大石さんも初めて食べたというかつおぶしのポップコーン。「組み合わせに驚きましたが、アリですね!」と話していました。

これからの時期、ピクニックやバーベキューなどにいかがでしょうか?

去年11月からかつおぶしの魅力をお伝えしてきましたが、今回でラストになります。 これまでご協力いただいた焼津鰹節水産加工業共同組合の皆さま、アットエスをご覧いただいた皆さま、ありがとうございました!