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静岡新聞教育文化部

【SPAC「白狐伝」のプレパフォーマンス】 言葉と体で伝えたいものがある

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区の駿府城公園特設会場で5月3日に行われた、静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「白狐伝」のプレパフォーマンス。本年度にスタートした清水南高(静岡市清水区)演劇専攻による「ミニびゃっこでん」。

新入生の「初舞台」は、SPACにとって年間最大のイベント「ふじのくに⇄世界演劇祭」のメイン演目の露払いというとてつもない大舞台。そろいの体操服に身を包んだ8人は、SPAC俳優宮城嶋遥加さん演出による短編版「白狐伝」を、小気味よく演じきった。狐の恩返しとためらい。幸せはどこに。感情がほとばしり、次の瞬間に封じ込められる。演者たちの「言葉と体で届けたいものがある」という、飾り気のない気持ちが伝わった。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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