【SPAC「白狐伝」のプレパフォーマンス】 言葉と体で伝えたいものがある
新入生の「初舞台」は、SPACにとって年間最大のイベント「ふじのくに⇄世界演劇祭」のメイン演目の露払いというとてつもない大舞台。そろいの体操服に身を包んだ8人は、SPAC俳優宮城嶋遥加さん演出による短編版「白狐伝」を、小気味よく演じきった。狐の恩返しとためらい。幸せはどこに。感情がほとばしり、次の瞬間に封じ込められる。演者たちの「言葉と体で届けたいものがある」という、飾り気のない気持ちが伝わった。(は)
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