【藤枝市郷土博物館・文学館の「黒井健絵本原画展 ー画業50年のあゆみー】編集者との大切な思い出

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、藤枝市の市郷土博物館・文学館で3月31日まで開催中の絵本作家黒井健さんの画業50周年記念展。

1976年の「あめってあめ」(ポプラ社)から2022年の「すずばあちゃんのおくりもの」(新日本出版社)まで、新旧絵本から約200点。本人の丁寧な説明文に見入る。物語作者のみならず編集者の名前を表記しているのが興味深い。1979年の「ふたりのおばあさん」(コーキ出版)は、「千葉さん、武田さん」と姓だけの紹介。楽しい絵本作りを共にした編集者を「名字だけでも伝えたい」という黒井さんの切なる思いが伝わる。(は)

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