
藤枝は1950年に浜松市で眼科医院を開業。52年に曽宮の「虹」を買い求める。以後続く、静岡を代表する芸術家二人の交誼を書簡と作品でたどる。曽宮の「主治医」を自負する藤枝にとって、目の光を失っていく画家の姿はどう写っていたのだろう。胸が締め付けられる。314通に上るという藤枝宛の曽宮の手紙を読むと、互いの敬意がはっきり伝わる。藤枝の作品に出てくるが、曽宮の好物は浜松の浜納豆。手紙には贈られた浜納豆の礼も書かれている。(は)

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