【東京国立博物館表慶館の「横尾忠則寒山拾得展」】「寒山拾得」に新たな解釈
連載でも予告していた、中国・唐の詩僧二人「寒山」「拾得」をモチーフにした作品展。2021年秋から2023年冬にかけて87歳の画家が描き上げた約100点。そのエネルギーにまずは感服。1日に2枚仕上げている日も。驚愕。故事を独自に解釈し、寒山はトイレットペーパー、拾得はほうきや掃除機を手にする。色彩は絢爛、技法は無尽。解像度が高いもの、低いもの。モネをはじめ過去の名画、文学、スポーツ、科学からの引用多数。そのどれもが「横尾的」。 (は)
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