【国立工芸館の「水のいろ、水のかたち展」】 金沢で芹沢銈介作品に出合う

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、金沢市に2020年に移転した国立工芸館で9月24日まで開催中の「水のいろ、水のかたち展」。

工芸・デザインで水を表現した作品、水を入れるための器各種、水や雨にまつわる人形などを集めた、所蔵品中心の展示。第1章の目立つ場所に静岡市生まれの染織家芹沢銈介の「紬地型絵染のれん滝」。和歌山県の那智大滝を鮮烈に表現。濃淡の青が白い水筋をくっきりと浮かび上がらせる。2階の第3章には「芭蕉布字型絵染着尺漁具」も。シンブルに図案化された漁具4点のシルエットが連続。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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