【「アニメ背景美術に描かれた都市」展】 金沢で押井守作品を読み解く

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、金沢市の谷口吉郎・吉生記念金沢建築館で11月19日まで開催中の「アニメ背景美術に描かれた都市」展。

1980年代末から2000年代初頭までのSFアニメ5作品の、背景に描かれた都市や建築に着目。原画の高度な技術、参照した書籍やロケハン写真に言及する。押井守監督(熱海市)の「機動警察パトレイバー劇場版」と続編、「攻殻機動隊」が取り上げられている。小倉宏昌美術監督の証言が興味深い。パトレイバーは押井監督から「ビルが亡霊のように建っている」イメージを伝えられたとか。攻殻機動隊の湿り気の多い街並みは、6月の香港が参照元。

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