
かつて印刷会社の工場だった築50年超の建物に置かれた墨文字の黒が、さまざまな情動を呼び覚ます。恐れ、歓喜、悲しみ、笑い―。青木さんが30年ほど前から取り組む「無」の一文字が無数に連続し、カーテンのように重なって、見る者の心象をぼんやりと映し出す。第1室の平面作品2枚に続き、第2室には細筆で書いた「無」が埋め尽くす。和紙を貼った大小の球がいくつも。「無」の宇宙、あるいは「無」の迷路に迷い込んだかの趣。 (は)

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