
かつて印刷会社の工場だった築50年超の建物に置かれた墨文字の黒が、さまざまな情動を呼び覚ます。恐れ、歓喜、悲しみ、笑い―。青木さんが30年ほど前から取り組む「無」の一文字が無数に連続し、カーテンのように重なって、見る者の心象をぼんやりと映し出す。第1室の平面作品2枚に続き、第2室には細筆で書いた「無」が埋め尽くす。和紙を貼った大小の球がいくつも。「無」の宇宙、あるいは「無」の迷路に迷い込んだかの趣。 (は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。
関連タグ

【ふじ・紙のアートミュージアムの「青木一香展」】 鎖状に連なる「無」の字、球体
論説委員しずおか文化談話室

【DHARMA沼津の「位置のエクササイズ ―Ⅱ」展】DHARMA沼津の幕引きを飾る
静岡新聞教育文化部

【Kanzan Galleryの「在るもの」展】「苦味」のような縦の線
静岡新聞教育文化部

【「ながいいちほ展」】親密ではないが、拒絶は感じない
静岡新聞教育文化部

【せきがはら人間村生活美術館の「柳澤紀子展 動物のことば セキガハラ」】 柳澤紀子さんの60年、岐阜で確認
静岡新聞教育文化部

【東京国立博物館表慶館の「横尾忠則寒山拾得展」】「寒山拾得」に新たな解釈
静岡新聞教育文化部

【樂土舎の松浦澄江さん個展】揺らぐ銀箔の線
静岡新聞教育文化部

【葛城北の丸の「大杉弘子書界 家康ポストモダン」展】この会場にして、この作品あり
静岡新聞教育文化部

【フェルケール博物館 の法月健一展 「変遷」】 針金が伝える豊かな表情
静岡新聞教育文化部

【川崎誠二のちいさな木彫り展】恐るべき二律背反的空間
静岡新聞教育文化部

【平間至写真展「写真は愛とタイミング!」】
静岡新聞教育文化部

【浜松市美術館の「新・山本二三展」】「二三雲」よ、永遠なれ
静岡新聞教育文化部

11月8、9日に開催!森町・磐田・浜松ほか【静岡県西部エリア】のおすすめ週末イベント/遠州森のまつり、袋井市ふれあい夢市場、芋フェス
アットエス編集部

静岡から群馬へ、清里ラインを駆け抜け爽快ドライブ!無料バイキングやIKEAなど立ち寄りスポット満載
トロライターズ

【新店】沼津港に「金目鯛の聖地」が誕生!伝統の煮つけ・豪快海鮮丼・工場見学・お土産もそろう複合型観光施設が10月フルオープン!
アットエス編集部

【清水港マグロまつり2025】11月8・9日開催!冷凍マグロ水揚げ「日本一」の港で無料振る舞いや、−60℃極寒体験など5つの見どころチェック!
アットエス編集部

11月1〜3日の3連休に開催!袋井・浜松・御前崎ほか【静岡県西部エリア】のおすすめイベント/全国だんごまつり、市場まつり、浜名湖うなぎまつり
アットエス編集部

【新店】静岡市・人宿町にタルト専門店「TOWARI The Crafted Crust」がオープン!東京で「AM STRAM GRAM」を展開する五條敦広氏が監修
アットエス編集部

11月8、9日に開催!沼津・富士宮ほか【静岡県東部エリア】のおすすめ週末イベント/伊豆高原グランイルミ、はら逸品うまいものフェス、信長公黄葉まつり
アットエス編集部

11月1〜3日の3連休に開催!静岡・藤枝・島田ほか【中部エリア】のおすすめイベント/大道芸ワールドカップ、清水港フラワーフェスタ、するがヌーン茶
アットエス編集部
ジュビロ磐田、16試合負けなしだったV・ファーレン長崎に1-0で勝利し2連勝。安間貴義監督がコメント
静岡新聞運動部

【移転】沼津のカジュアルイタリアン「BAL Trenta Tre」が10月17日に移転オープン。ふらっと気軽に一人時間に浸れる隠れ家
アットエス編集部