【DHARMA沼津の「位置のエクササイズ ―Ⅱ」展】DHARMA沼津の幕引きを飾る

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、沼津市のDHARMA沼津で開催中の「位置のエクササイズ ―Ⅱ 大村雄一郎 × 長橋秀樹 × 向井三郎 三人展」 。DHARMA沼津は11月で閉館。三人展は25、26日で終幕。

1980年代に東京芸大の油画科でともに学んだ3人が、旧印刷工場の大小の部屋を使って展示。木炭や鉛筆を用いたドローイングが中心。シャッター開放したカメラを使い、ペンライトの軌跡を「線」として写真に固着させる大村さん。「郊外生活者」の視点で近隣の風景を再構築する向井さん。眼前の出来事を自分の体をフィルターとして一つ一つ、慎重に写し取る長橋さん。平面に線を引き、形を見出すまでの三者三様の思考や過程が見て取れる。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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