【葛城北の丸の「大杉弘子書界 家康ポストモダン」展】この会場にして、この作品あり
現代アートやパフォーミングアーツ、時にはスポーツとすら交わり、「書」の領域を拡張し続けてきた大杉さん。地元では9年ぶりの個展。福井県から複数の古民家を運び美しく再構築した葛城北の丸と、徳川家康や彼の座右の銘「厭離穢土欣求浄土」を文字の素材として脱構築、作品化してみせる大杉さんはどこか似ている。この会場にしてこの作品あり、の思いを強くした。畳敷きの会場に、未来を見据える書家の「気」が充満している。
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