【静岡市歴史博物館の「江戸時代の将棋をプロ棋士が解説!」】家康死去8日前の対局
神谷八段の「毒舌」がさえ渡った本編は抱腹絶倒。「露払い」に位置づけられた森昌俊学芸員の話も、将棋マニアのツボをつくネタが満載だった。江戸期の書物「古名人勝負手合帳」にある今回の対局は、1616年4月9日に駿府城で実施。徳川家康が見に来たとの記述がある。ただ、家康の命日は1616年4月17日。森さんいわく「亡くなる8日前に本当に対局を見ただろうか」。誰も解き明かせない歴史の謎。心地よい余韻があった。(は)
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