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静岡新聞教育文化部

【本橋成一とロベール・ドアノーの二人展】クレマチスの丘で教わった写真家2人 東京で作品が邂逅

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、東京・恵比寿の東京都写真美術館で9月24日まで開催中の「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」展。

「地べた」からの視点で辺境の人々を撮ってきた二人。2016年から17年にかけて、本橋さんはIZU PHOTO MUSEUM(長泉町)、ドアノーさんはベルナール・ビュフェ美術館(同)で個展を開いた。どちらも写真家の主題がはっきりしていた。日仏、在住地こそ違えど被写体へのまなざしはどこか似ていた。7年後、二人の作品が東京に終結。「劇場と幕間」「人々の物語」など5章にそれぞれの作品が並ぶ。驚くほど親和性が高い。優美さと切迫感がきれいに重なる。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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