
【東海道広重美術館「浮世絵花ごよみ」】 花も江戸の華

火事とけんかは江戸の華と聞くが本物の花々も江戸の民は好んだらしい。春夏秋冬の順に並んだ作品群を追っていく。春は現代人にも人気の梅や桜。ボタンとユリはともかく立てば芍薬の芍薬ってこんな花だったのかと驚く夏。暑さも寒さも彼岸まで夏休みの宿題の定番アサガオは秋の花、と言われても今の季候じゃ納得できない。四季は残り一つ。寒空に咲く花なんてあったかと見れば、冬は六花をめでるという。イキとキザは紙一重だな。(マ)
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