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静岡新聞教育文化部

【東海道広重美術館「浮世絵花ごよみ」】 花も江戸の華

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市清水区の東海道広重美術館で3月31日まで開催中の企画展「浮世絵花ごよみ」。

火事とけんかは江戸の華と聞くが本物の花々も江戸の民は好んだらしい。春夏秋冬の順に並んだ作品群を追っていく。春は現代人にも人気の梅や桜。ボタンとユリはともかく立てば芍薬の芍薬ってこんな花だったのかと驚く夏。暑さも寒さも彼岸まで夏休みの宿題の定番アサガオは秋の花、と言われても今の季候じゃ納得できない。四季は残り一つ。寒空に咲く花なんてあったかと見れば、冬は六花をめでるという。イキとキザは紙一重だな。(マ)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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