【徳永兄弟のCD「NEO FLAMENCO」】フラメンコの進化形

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は7月5日に静岡市葵区の静岡音楽館AOIで公演するフラメンコギターの兄弟デュオ、徳永兄弟の最新アルバム。

日本フラメンコ界の寵児たちの4作目。ピアソラ「リベルタンゴ」、チック・コリア「スペイン」、スティング「シェイプ・オブ・マイ・ハート」、そして「カルメン」。ジャンルの壁が融解していく痛快さ。彼らの手による「アンダルシア」は明らかにフラメンコの新潮流。規則性などお構いなし、絡みに絡んだ2本のギターに驚愕。超絶技巧のカタルシスと、和音が塊となって突進するコードストロークの快感が高い次元で溶け合う。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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