『お金に困らない人が学んでいること』三日坊主でもいい、始めることが大事!
小さなことからチャレンジして継続しよう!
みなさんは今、何か学んでいることはありますか? 「講演会へ出かけている」とか「オンラインで講座を受けている」という人も増えているのではないでしょうか。その学びがお金に変わったらうれしいですよね。今回は、そんなみなさんにおすすめの新刊本『お金に困らない人が学んでいること』をご紹介します。著者である研修講師、人事コンサルタントの岡崎かつひろさんに、SBSアナウンサー牧野克彦がお話をうかがいました。牧野:岡崎さん著書の最新刊『お金に困らない人が学んでいること』(すばる舎)には、「学び」を「お金」に変えるポイントが31も紹介されています。今回は、その中で私とスタッフが気になった、4つのポイントについて教えてください!
1.「時代の変化に対応するために、小さくてもいいから挑戦をしよう」
岡崎:時代の変化というのはいろいろありますが、変化の大きさに惑わされると、大きなことをとにかくやりたくなるんです。もちろん大きなことにチャレンジして継続できたらいいのですが、結局続かないと何事も形になりません。牧野:始めるには始めるのですが、3日くらいでだいたい続かなくなります。
岡崎:私は3日で終わってもいいと思うんです。やらないよりやった方がいいじゃないですか。三日坊主で終わったときに、3日目でやめたからといってずっとやめてしまうことが問題なんです。実は、挑戦についての研究があって、何かひとつのことをやろうというときに、平均的な挑戦する回数があるんですが、何回くらいだと思いますか?
牧野:3回くらいですか?
岡崎:平均は0.8回です。
牧野:1を切ってるんですか!?
岡崎:ほとんどの人は、やる前に諦めるんですよ。牧野さんみたいな3回とか、5回とか諦めない人たちが平均を上げての0.8ですから。
牧野:ということは、挑戦するだけでもまずは価値があると自分を認めてあげていいんですね!
岡崎:絶対その方がいいです! 自己肯定感も上がりますし。ただ、大きなことだとやる前から諦めてしまうので、小さな一歩、できることまでブレイクダウンして挑戦していただくといいと思います。
2.「外で散歩しながら、音声コンテンツで学ぼう」
牧野:これはラジオ局としてもありがたい発信です。岡崎:ラジオは最強コンテンツだと思いますよ。
牧野:そうですか!
岡崎:例えば、机に座って勉強していると眠くなりませんか? 続かないですよね。
牧野:そうですね、それも続かないです。
岡崎:「耳学問」は、歩きながらもできますし家事をしながらでもできます。身振り手振りで伝えられるのはラクですよね。音声コンテンツは言葉だけで伝えようとするので、説明も丁寧になるじゃないですか。ラジオの場合だと音楽が入ったり、プロのお話はウィットに富んですばらしいなと思うので、そこから学ぶのはいいと思います。
牧野:「耳学問」のすすめですね!
3.「失敗しよう」
岡崎:私もたくさん失敗してきました(笑)。私は会議室ビジネスに参入したことがあるんです。会議室・会場を作って貸し出すんですが、利益が非常にでていい商売だったんです。ただ、一階下にいわゆるややこしい方々がいたんです。その方々が、セミナーをやっているとたまに乗り込んでくるなんてこともあったんです。リスクがあってやめたんですが、会議室ビジネスや音が出るビジネスは、周囲との関係をみないといけないなと失敗から学びました。このように、失敗から直接学ぶことがあります。あとは、失敗体験は人に話すと喜ばれるんですよ。おそらくどなたも年を重ねていくなかで、いろんな成功をされていくと思うんですが、年を重ねたときに失敗体験を語れる人の方が人間的な魅力が高いですよね。
牧野:確かに自慢ばかりする人についていこうと思わないし、失敗ってその人に愛情を感じますよね。
岡崎:失敗すると人の気持ちも分かるんですよ。辛い思いをしている人に寄り添ってあげたり、励ましてあげられるじゃないですか。失敗体験をたくさん積んでそこから学ぶのが前提ですが、人の器を大きくすると思います。
牧野:失敗している人は、人間的強さを身につけているなと思います。この本を読んで、これからの時代は、学び続ける人が生き残る時代だなと強く認識しました。
4.「人のやる気が続くのは20秒」
牧野:もうひとつ気になったのが、人のやる気が続くのは20秒という研究結果です。20秒以内に、とりかかれるような仕組みを作るということですね?岡崎:そうです。8秒や12秒などいくつか研究結果があるのですが、私は20秒を採用しています。20秒のうちにスタートできないとやる気がなくなると。例えば、ランニングを朝やろうと思っている人なら、起きて、ランニングウェアに着替えようとしている間にやる気がなくなるんです。そんなことなら、寝るときにランニングウェアで寝た方がいい。起きてから行こうと思ったら、すぐ行けるじゃないですか。
勉強も同じように、朝の学問が一番いいと思うので、何を勉強するかを前日の晩に決めておいて本を開いておくなどの工夫をしておく。そうすれば、やる気になったときにすぐできます。逆にやめた方がいい習慣は20秒以上かかるように準備をしておくといいですね。
牧野:例えばテレビをあまり見ないようにしようと思ったらどうしたらいいですか?
岡崎:リモコンを隠しておくとか。お子さんがいる人は、お子さんにリモコンを預けたらまず20秒で出てこないと思います(笑)。
牧野:20秒ですね!それをひとつテーマにやってみようと思います!ありがとうございました。
今回お話をうかがったのは……岡崎かつひろさん
研修講師/作家。一般社団法人ジャパンスピーカーズビジネスカレッジ認定講師。研修講師をはじめ著作活動、日本最大の出版イベント「全国出版オーディション」主宰、20-30代若手人材育成など活動は多岐にわたる。著書7冊、最新書籍は『お金に困らない人が学んでいること』。
SBSラジオIPPO(月~金曜:朝7:00~9:00)忙しい朝を迎えているアナタに最新ニュースはもちろん、今さら人には聞けない情報をコンパクトに紹介!今日の自分をちょっとだけアップデート!番組公式サイトやX(旧Twitter)もぜひチェックを!
radikoでSBSラジオを聴く>
関連タグ