LIFEライフ

SBSラジオ IPPO

アンジャッシュ渡部建さんが千葉テレビで復帰!「過去」のある芸能人の復帰事情

芸能リポーター菊池真由子さんに、旬な芸能ネタをご紹介いただくコーナー。今回は、アンジャッシュの渡部建さんほか芸能人の活動再開について、SBSアナウンサー牧野克彦がうかがいました。
※2月8日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

長い自粛期間のなぜ?

菊池:アンジャッシュの渡部建さんは、文春砲をくらって以来、芸能活動を自粛していたのですが、今回およそ1年8カ月ぶりに芸能活動再開となりました。不倫で自粛した人は数多くいますが、1年8カ月という自粛期間は最長じゃないかといわれています。なぜこれだけ自粛期間が長くなってしまったのか?というと……、やはりあの会見ですよね。

2020年6月に文春砲がさく裂して芸能活動を自粛したんですが、その年の12月に会見を行ったんです。不倫報道から半年後の会見というタイミングの遅さでもバッシングがありましたが、会見前の11月に、年末のダウンタウンの特番「笑ってはいけないシリーズ」で復帰するという報道が出てしまったんです。素直な謝罪会見というより、復帰が決まっているから仕方なく会見したように見えてしまったんです。

私も会場に行きましたが、「復帰するんですか?」「収録したんですか?」と聞かれると、渡部さんも「僕の口からは申し上げられません」の一点張りで1時間40分くらい。今思い出しても、私がこれまで芸能リポーターとして行った会見のなかで、一番ひどかったというか、辛かった会見でした。

牧野:会見のタイミングや内容、情報の出し方は本当に大事なんですね。

菊池:そうですね。私が大事に思っているのが、会見で互いにウィンウィンになりたいということなんです。私たちもしっかりと話を聞けた、芸能人の方もこの会見によって世間にプラスにとってもらえたとか、そういうことがあると、ああよかったなと思うんですが、渡部さんの会見はどちらにとってもプラスにならない感じでした。

他のテレビのディレクターもすごく熱くなってずっと質問していましたし、渡部さんもやらなきゃよかったという感じになって......。結果的に、余計に自粛が長引きましたよね。普通、もうちょっと早く復帰しててもよかったんじゃないかという感じです。

会見の失敗もあって、豊洲市場でお店の手伝いをしていたり、奥様の佐々木希さんがお仕事で忙しいので、その間、お子さんの送り迎えなどパパとしていろいろやっていましたよね。今回、復帰したとしても、渡部さんのしたことはずっといわれ続けると思うんです。でも、周囲の手助けや思いがあって、この復帰の場が作られたのが分かりますよね。

復帰は千葉テレビの冠番組

菊池:復帰の場になるのが、千葉テレビの「白黒アンジャッシュ」で、アンジャッシュの冠番組なんです。

牧野:YouTubeじゃなかったんですね?

菊池:相方児嶋さんのYouTubeかなと思ったんですが、コンビで一緒に出られるという点と、これまでずっとやっていた冠番組で戻りやすいのかなと思います。千葉テレビも相当クレームがきているようですが、それを覚悟のうえでゴーを出したわけじゃないですか。その思いやスタッフにも感謝です。佐々木希さんも舞台や主演ドラマも放送中と、女優としてもすごく頑張っているなか、プライベートで騒がれるのは嫌がるものですが、それでもインスタグラムで今回の復帰について報告し「これからはゼロから頑張る主人の姿を見守ることに決め、今まで以上に感謝の気持ちを持ち、家族と共に前に進んでいこうと思っています」とコメントまであげたんです。

児嶋さんも収録を終えた後のYouTubeを公開して、「どんな回になるか自信がないです」「どういう風に受け取ってもらえるか、温かく見てください」と言っていたので、本当に周囲は渡部さんの復帰を後押ししている状態。今後渡部さんが、それにどう返していくか見せていくしかないですよね。

芸人さんは本当に難しいと思うんです。笑いが根底にあるので、とにかく笑えないと! フリートークだとなかなか難しいところもありますが、アンジャッシュってコントに定評があって、コントだと別人格を演じられるのでどんどんやってほしいなと思います。

牧野:千葉テレビの番組はフリートークじゃないですか?

菊池:そうなんです……。他の仕事はまだ決まっておらず、とりあえずこれを頑張っていくという。かなり難しい、いじられる形になると思います。

俳優の伊藤健太郎さんや東出昌大さんの復帰

菊池:過去にいろいろあった人もどんどん復帰もしています。たとえば伊藤健太郎さんは、2020年に車の事故があった後自粛しましたが、徐々に再開していて、来月はひかりTVでドラマ復帰もありますし、6月には主演映画も公開予定。阪本順治監督が伊藤健太郎さんのために当て書きしたという作品で、そういう声もありがたいですよね。

東出昌大さんもいろいろありましたが、今は「悪魔と永遠」というタイトルで罪と罰をテーマにした作品の舞台をやっています。話が来たきっかけが、演出家が電車に乗ったとき、隣に座ったマダムたちが30分くらい東出さんの悪口を言っていたそうなんです。それを聞いているうちに「なんだろうこの気持ちは」となって、東出昌大さんで罪と罰をテーマに書きたいと、こちらも当て書きで脚本を作ったそう。

牧野:ちゃんと救ってくれる人がいるんですね。

菊池:温かい手を差し伸べられた人たちは、もうこの後、やるしかないですよね。

牧野:その厳しい状況からどう打開していくのか、今後も注目していきたいです!
 
今回、お話をうかがったのは……菊池真由子さん
東京都生まれ、東京アナウンスアカデミー卒業。卒業後、ケーブルテレビ局のグルメ・旅番組のリポーターに。日本テレビ『レッツ!』でワイドショーリポーターとなり、その後も同局『ザ!情報ツウ』『スッキリ!!』などにレギュラー出演した。取材現場での積極的な姿勢と鋭い質問で、“現場の爆弾娘”の異名をとる。現在は1児の母として育児をしながら、取材や番組出演をこなしている。

SBSラジオIPPO(月~金曜:朝7:00~9:00)忙しい朝を迎えているアナタに最新ニュースはもちろん、今さら人には聞けない情報をコンパクトに紹介!今日の自分をちょっとだけアップデート!番組公式サイトX(旧Twitter)もぜひチェックを!
radikoでSBSラジオを聴く>

関連タグ

あなたにおすすめの記事

RANKING