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タレントの小倉優子さんが早稲田大学を受験! 今、増えている芸能人の学び直しについて

芸能リポーター菊池真由子さんに、旬な芸能ネタをご紹介いただくコーナー。今回は、タレントの小倉優子さんや芸能人の学び直しについて、SBSアナウンサー牧野克彦がうかがいました。
※3月22日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

子育てしながら大学合格を目指す

菊池:小倉優子さんが早稲田大学を受験するというニュースが入ってきました。番組の企画でやっているのですが、本人は本気のようで、しっかり勉強して早稲田大学に行きたいと。

牧野:今から早稲田大学に入ろうと思ったら、相当勉強しないとですよね。

菊池:しかも小倉さんには、お子さんが3人もいるんです。今旦那さんと別居中なので、シングルマザー状態で3人を育てながら受験勉強しないといけない。現場に参考書を持って現れたり、隙間時間に勉強しているそうです。本人は10代でしっかり勉強してこなかったことが心残りなので、もう一度チャレンジしたいということなんです。

牧野:大人になってから勉強したい気持ちは、なんかわかりますね。

菊池:ゆうこりんって、のんびりしているように見えて、実はすごい努力家というか頑張り屋さんなんです。教育ママとしても知られていて、前の旦那さんと離婚してシングルマザーになったときも、一番上の息子さんに小学校受験をさせています。「小学校受験は親の受験」なんて言われるくらい親のことも見られるものですが、ひとりで息子さんの勉強を見ながら超有名小学校に合格!と、それくらい自分ひとりで切り開いてきたんです。今回の大学受験もお子さんと一緒に勉強して教えながら、自分も勉強しているそうです。

牧野:親の頑張っている姿を見たら、子どもたちも頑張るかもしれませんね。

菊池:ママタレとしても、これで早稲田大学に受かったら、揺るぎないポジションになるのかなと。

牧野:最後のそのカギを手に入れようと!

菊池:教育ママとしてのポジションもありますし、あとは勉強法の本なんかも出しそうじゃないですか。

牧野:その後のストーリーが見えてきますよね。

菊池:早稲田大学に受かったら、ゆうこりんはまた別のポジションをゲットできる部分があるので。

牧野:よく能力は掛け合わせだといわれるので、「ママタレ」×「ぽわんとしたキャラ」に今度は「勉強できるキャラ」が手に入ると最強ですね。

菊池:教育ママのキャラもそうですが、芸能人はいろんなキャラを持っていないと飽きられてしまう、厳しい世界でもあるんです。そんな芸能界で、今リカレント教育という社会人の学び直しが流行っているんです。

牧野:ほかにはどんな芸能人がいるんですか?

大人になって学び直す芸能人たち

菊池:以前は10代の芸能人にとって、学業と芸能界の両立というのは非常に難しい時代でした。やはり生放送が多いからスケジュールも大変で、掛け持ちして飛び回っている芸能人が多く、諦めざるを得ない状況がありました。でも今は、事務所も大学に行きなさいと学業をサポートするようになっています。

牧野:高学歴芸人がウリになる時代ですからね。

菊池:そんな流れもあり、若い頃に高校中退した人が大学を目指すという学び直しが流行っているんです。

相川七瀬さん

菊池:例えば、歌手の相川七瀬さんは今47歳ですが、現役の大学生です。高校を中退して歌手になったんですが、やっぱり学びたいという気持ちから、まず高卒認定を取って大学受験をしています。レポート提出などめちゃくちゃしんどいらしいですが、通信ではなくリアルな大学生活を送っているそうです。

牧野:社会経験してから学び直すと、深いところまでいけそうですね。

菊池:神社巡りも大好きで、神道を学びたくて、その学科がある國學院大学に入りそこで刺激を受けているそう。逆に仕事にかえってくる部分もありますよね。

スザンヌさん

菊池:おバカタレントで一世を風靡したスザンヌさんも、忙しくて高校を中退してしまった一人。今になって振り返ると、あのときちゃんと卒業したかったなと。コロナ禍で時間ができたときに、もう一度チャレンジしてみないか?と高校時代の担任の先生から電話があったそうなんです。母校には通信制度もあったので、頑張って勉強して今年の3月に卒業しています。ちゃんと制服まで着ていました(笑)。

いとうまい子さん

菊池:いとうまい子さんも45歳で早稲田大学に入り、ロボット工学などの勉強をして、卒業後はIT系の会社に勤めているんです。

牧野:ウルトラマンにも出ていたので、ロボット的なものを作ってもらえたら面白いかもしれませんね。

菊池:芸能人というよりも、そちらの方が本業になっている部分もあったりします。

菊池桃子さん

菊池:菊池桃子さんも法政大学の大学院を出て、今は、母校の戸板女子短期大学の客員教授になっているんです。

牧野:そういう話を聞くと、私たちも学び直したいという気持ちになりますね。芸能人には、地頭のいい人が多いから、もともと素養があるんじゃないですか。

菊池:でも、どんどん老いていく頭の中で勉強しないといけないのは、大変だと思います(笑)。

牧野:そうか(笑)!タイムマネジメントも学ばせていただきたいと思います。今回も、ありがとうございました!
今回、お話をうかがったのは……菊池真由子さん
東京都生まれ、東京アナウンスアカデミー卒業。卒業後、ケーブルテレビ局のグルメ・旅番組のリポーターに。日本テレビ『レッツ!』でワイドショーリポーターとなり、その後も同局『ザ!情報ツウ』『スッキリ!!』などにレギュラー出演した。取材現場での積極的な姿勢と鋭い質問で、“現場の爆弾娘”の異名をとる。現在は1児の母として育児をしながら、取材や番組出演をこなしている。

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