地元食材「沼津カレー」初のキッチンカーフェスで限定販売、販路を開拓
沼津市市場町のじもとカンパニー(前田将大社長)はこのほど、地元産素材にこだわった「沼津カレー」を商品化した。当面、販売はキッチンカーに限定して希少価値を生み出し、販路開拓を図る。10月21、22の両日に同市の中央公園で初のキッチンカーフェスを開き、発信を強化する。
同社はタムラ食品(同市市場町)の関連会社として設立した。素材は地元業者の協力でマダイのアラとさば節を使用し、これを根幹に味などを調えた。「単なる商品化ではなく、地域貢献と就労支援も目指す」(前田社長)として、販促による働き口の確保で人口流出の歯止めにつながればという。幅広い世代に親しまれるとの考えでカレーを選んだ。価格は600円。
今月開かれた沼津自慢フェスタで初披露し、家族連れなど買い求める客の列ができた。前田社長は将来的には高速道のサービスエリア(SA)や道の駅などでの販売も視野に入れているとして、「多くの人に味わってほしい」と話す。
キッチンカーフェスは前田社長が実行委員長を務める。
(東部総局・高橋和之)