
輸送ドライバーの高齢化や労働時間の制限が進む中、トラックの自動運転による無人輸送の実用化に向けて実証実験が始まりました。
物流大手の鈴与と酒造会社の月桂冠、自動運転システムの開発を手がけるT2の3社が協力する実証実験で、京都市の月桂冠から神奈川県にある鈴与の物流拠点に実験用車両を走らせます。
物流業界ではドライバー不足が深刻化していて、2030年代には全国の荷物の35%ほどが運べなくなるおそれがあると国が試算しています。
<鈴与 松山典正取締役>
「ドライバー不足の解消や持続可能な物流の構築に貢献できればいいと思っている。ますます技術が発達し最終的にはレベル4の輸送になってくればさらに課題解決ができると思っている」
今後も実証実験を重ね、2027年には無人での自動運転を実現し、2032年には2000台規模での無人輸送を目指したい考えです。