
7月6日午前、静岡県東伊豆町奈良本のワニやバナナなどを楽しめる動植物園「熱川バナナワニ園」で、ワニ展示ゾーン内の植物の交換作業を行っていた職員が「ニシアフリカコビトワニ」に噛まれる事故がありました。バナナワニ園によりますと、職員は左手を骨折する重傷です。
6日午前9時前、熱川バナナワニ園の関係者から「左手のひらを体長1m20cm程のワニに噛まれた。出血している」と消防に通報がありました。
警察やバナナワニ園によりますと、男性職員(45)が「ニシアフリカコビトワニ」の展示ゾーン内にある枯れた植物の交換作業を行っていた際に、左手のひらをワニに噛まれました。
バナナワニ園によりますと、ワニ展示ゾーンで作業をする際には、高さ80cmを超えるついたてをワニとの間に置くことになっていて、男性職員は決まりに沿って作業をしていましたが、作業中についたてから手が出てしまい、その際に噛まれたということです。男性職員は約1年前に入社した職員ですが、動物の飼育経験は20年以上でした。
バナナワニ園は「業務の安全確保を再度徹底していく」とコメントしています。