
2024年2月、静岡県湖西市の浜名湖近くの川に男子高校生を転落させ溺死させた罪などに問われている19歳の男の初公判が6月23日、静岡地方裁判所浜松支部で開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。
殺人と監禁、傷害の罪に問われているのは、浜松市中央区の無職の男(19)です。
起訴状によりますと、男は2024年2月5日、湖西市の公園で仲間と共謀して静岡県袋井市の男子高校生(当時17)に対して暴行などを加え、浜名湖近くの川に転落させて溺死させた罪などに問われています。
23日、地裁浜松支部で開かれた裁判員裁判の初公判で男は、傷害と監禁については認めましたが、「殺すつもりはありませんでした」と起訴内容を一部否認しました。
冒頭陳述で検察側は「無慈悲かつ身勝手な動機による犯行で極めて悪質」などと指摘しました。
一方、弁護側は「被害者の生存を前提とした犯行で、死亡させるまでの動機もない」などと主張しました。