「今切体験の里 海湖館」の牡蠣小屋に行こう!
ここでは、浜名湖産の大粒でぷりぷりの牡蠣「プリ丸」の牡蠣焼き体験をすることができます。
自分で焼いて食べるスタイルの牡蠣小屋ですが、焼き方もスタッフの方が優しく教えてくれるので、初心者でも子どもでも安心。軍手(大人用のみ)やトングも全て用意されているので、手ぶらで気軽に行けるのもいいところです。
ということで、今年は牡蠣焼き体験を通して、浜名湖の牡蠣について楽しく学んでみましょう!

浜名湖特産の牡蠣「プリ丸」
席に案内されると、スタッフの方が道具と牡蠣を運んでくれます。

殻のまま網の上で焼いていきますが、牡蠣はよく見ると、平らな面と丸い面が合わさって形になっているので、まずは平らな部分から焼きます。これは、貝柱の部分を先に焼くことで、殻から外すときに取りやすくするためだそうです。
ちなみに、牡蠣の貝柱がある場所はどれも同じで、平らな面を下に、繋がっている部分(蝶番)を下に置いた場合、向かって左にあります。
殻にはよく見ると海の生物がくっついてたり、このチャンスに発見がたくさん!この地域では明治時代から牡蠣漁が始まっていたそうです。

説明通りに牡蠣を置き、蓋をして4分焼きます。裏返してから、更に4分焼いていきます。

焼けた牡蠣をよく見ると、殻の口が開いています。
牡蠣をしっかり押さえながら、この空いた隙間にナイフを入れ、開いていきます。
殻を空けた瞬間プリっとした牡蠣が見えて大興奮!まさに、名前の通りです。
「上手だよ!尼さんになれるよ!」
なんてスタッフの方に褒めてもらいながら、更に貝柱を外していきます。


味付けナシ!でも美味しい理由は!?
浜名湖は塩分濃いので、牡蠣全体に塩とミネラルの旨味が染み込んでいることから、そのまま食べるのが浜名湖の牡蠣の一番美味しい食べ方です。
また、浜名湖は淡水と海水が入り交じる特色のある湖。
牡蠣は、ホタテの殻に牡蠣の稚魚を付けて海に入れて育てますが、
この環境を生かし、成長に合わせて場所を移動しながら育てています。
なので、他の牡蠣比べて味が濃く、粒が大きく身が丸くてプリっと美味しい牡蠣ができるのです!
こんな風に、会話の中から学べることがたくさんありました!

生の牡蠣むきの実演&体験もできる

普段見る生牡蠣の口はしっかり閉じられていますが、実は海の中では口を開けて息をしており、
200Lのドラム缶1本分の海水を吸ったり吐いたりを繰り返しながら、海からの栄養を取り入れているのだそう!
また、牡蠣は同じように育てても、生存競争をしながら成長するので、大きさに差が出るそうです。小さく育った牡蠣は「ちび丸」という名前で販売されていました。

剥きたての牡蠣をフライや天ぷらに!
また、店内にあるメニューに調理してもらうことも可能です。
ということで、実際に子ども達が剥いた牡蠣を、フライと天ぷらにしてもらいました。
自分で剥いたばかりの牡蠣が殻の上に盛り付けられ、特別な一品に。
牡蠣の下には浜名湖産青のりの天ぷらも敷かれており、浜名湖の特産品をまた一つ学ぶことができました。

火を使うことにチャレンジするのも大切な経験
ここは、私達おじさん達が危ないよ、と見守りながら、子ども達がたくさんの経験ができるいい場所ですよ。
牡蠣焼き体験は自分で火を使って焼くので、子ども達にとっては危険もありますが
ケガをしないように、自分で考えながら経験することも大切です。」
そうお話してくれたのは代表の榊原さん。
冬は牡蠣焼き体験ですが、夏には魚掴み体験も開催していたりと、
「海湖館」は、スタッフの皆さんが子どもの体験をとても大切にしている施設です。

牡蠣小屋で楽しく食育体験しよう!
また、敷地内にある「きらく市」の中では、海産物やお土産の販売もあり、訪れるだけでも浜名湖の食について学ぶことができます。
牡蠣小屋の外には、美しい浜名湖の景色が見渡せることもできますよ。
浜名湖の美味しい牡蠣を通して、子ども達と一緒に楽しく食育の時間を過ごして下さいね!
