
陸上自衛隊富士駐屯地は、2024年4月頃から6月頃までの間、同僚隊員に威圧的な言動を行い、精神的苦痛を与えて精神疾患を発症させたとして、自衛隊富士病院に所属する50代の1等陸曹を停職10日の懲戒処分としたと発表しました。
停職10日の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊富士病院に所属し事務業務を行っている、50代の1等陸曹です。
富士駐屯地によりますと、1等陸曹は2024年4月頃から6月頃までの間、同僚隊員に威圧的な言動や「バカかお前は」といった侮辱する発言を繰り返し、資料を机に叩きつけるなどして精神的苦痛を与え、精神疾患を発症させました。
2024年6月13日に被害を受けた同僚隊員が「部隊ハラスメント相談員」に相談したことで事態が発覚しました。
隊の調べに対し、1等陸曹は動機について「常日頃の同僚隊員との人間関係の不調が原因」としていて、現在は「深く反省しております」と話しているということです。
自衛隊富士病院長の長川真治1等陸佐は「常に部内外を問わず他者と良好な信頼関係を築き円滑に病院業務を行う立場にある隊員がこのような事案を起こしたことは、誠に遺憾であり、隊員に対する服務指導の強化を図る所存です。」とコメントしています。