
静岡県警高速隊の警察官が自家用車の盗難被害に遭い車に積まれていた個人情報が記された捜査書類なども盗まれていたことが明らかになりました。その後、資料などは発見され、これまでに二次被害は確認されていないとしています。
盗難被害に遭ったのは、県警高速隊に所属する40代の巡査部長です。
県警の説明によりますと、巡査部長は5月13日午後8時頃、浜松市中央区にある自宅駐車場に止めてあった、所有するトヨタのランドクルーザープラドを盗まれました。
車の中には交通事故や事件の捜査書類などの写し135点と、免許更新時の顔写真が記録されたSDカード4枚のほか、警察の制服などが積まれたままでした。
盗まれた捜査資料などは、翌日14日の午後4時過ぎまでに静岡県磐田市内の河川敷で散歩をしていた男性が発見し、警察に連絡したということです。
なお、車は現在も発見されていません。
盗まれた資料の中には687人分の個人情報が含まれていますが、これまでに二次被害は確認されていないとしています。
捜査書類などは内部規定でコピーや持ち出しが禁止されていますが、巡査部長は捜査などの勉強をするために持ち出したと説明しています。
警察は捜査書類などを個人で持ち出さないよう改めて徹底するとともに、盗まれた書類に個人情報が載っていた687人に連絡し、個別に連絡を取って謝罪・説明をしているということです。