プリンのようにそのまま食べれる…?規格外ミカンのマーマレード 磐田農業高生が開発、販売へ

オリジナルマーマレードを紹介する生産流通部の生徒=磐田市中泉の磐田農業高 磐田市中泉の磐田農業高生産流通部は袋井市豊沢のジャム工房「さじかげん」と連携し、規格外のミカンを使ったオリジナルマーマレードを開発した。11日にJR磐田駅北口のジュビロードで開かれる軽トラック市で限定販売する。
 袋井市のミカン農園から提供された「津之輝」の果肉を使用した。砂糖を一切入れず、糀(こうじ)入りの甘酒と煮詰めたことでミカンのさわやかさを残しつつ、甘さ控えめの商品に仕上げた。生徒が試作と試食を重ねてレシピを決めたという。
 近年、大量発生したカメムシによる被害が深刻化し、規格外品の農産物が増えている。その課題解決の一助になればと、1~3年の生徒15人が傷ついたミカンを使った商品開発に挑戦した。輪切りミカンをイメージした瓶のラベルデザインも生徒が手がけた。
 マーマレードは100グラム入りで税込み500円。部長の3年芝田美海さん(17)は「プリンのようにそのまま食べることもできる。幅広い世代にヒットしてほしい」と願った。

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