
気象庁によりますと、5月9日から10日にかけて、低気圧が日本海を進み、西日本から東日本にかけて前線が通過する影響で、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る所がある見込みです。
気象庁は、九州南部や近畿地方、静岡県、関東地方南部と伊豆諸島に「大雨に関する気象情報」を発表し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒を呼びかけています。
【5月9日午後6時~10日午後6時までの24時間降雨シミュレーション】
各地で予想される雨量(九州南部)
【九州南部】5月9日午後3時52分 鹿児島地方気象台発表
<1時間降水量> 多い所で
▼9日
宮崎県 60ミリ 鹿児島県(奄美地方を除く) 60ミリ
▼10日
宮崎県 30ミリ 鹿児島県(奄美地方を除く) 50ミリ
<24時間降水量> 多い所で
▼9日午後6時〜10日午後6時
宮崎県 150ミリ 鹿児島県(奄美地方を除く) 150ミリ
九州南部では、10日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。雨雲が予想以上に発達した場合や激しい雨が同じ場所で降り続いた場合には、大雨警報や洪水警報を発表する可能性があります。
各地で予想される雨量(近畿地方)
【近畿地方】5月9日午後3時36分 大阪管区気象台発表
<1時間降水量> 多い所で
▼9日
近畿南部 30ミリ
▼10日
近畿中部 40ミリ 近畿南部 50ミリ
<24時間降水量> 多い所で
▼9日午後6時〜10日午後6時
近畿北部 60ミリ 近畿中部 120ミリ 近畿南部 150ミリ
近畿地方では、9日夜遅くから10日朝にかけて、局地的に雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。雨雲が予想より発達した場合は、10日未明から昼前にかけて、警報級の大雨となる可能性があります。
各地で予想される雨量(東海地方)
【東海地方】5月9日午後3時52分 名古屋地方気象台発表
<1時間降水量> 多い所で
▼9日
愛知県 20ミリ 岐阜県 20ミリ 三重県 30ミリ 静岡県 20ミリ
▼10日
愛知県 40ミリ 岐阜県 30ミリ 三重県 40ミリ 静岡県 40ミリ
<24時間降水量> 多い所で
▼9日午後6時〜10日午後6時
愛知県 120ミリ 岐阜県 120ミリ 三重県 150ミリ 静岡県 150ミリ
東海地方では、9日夜遅くから10日昼前にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。愛知県や三重県、静岡県では、雨雲が予想よりも発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
各地で予想される雨量(関東地方南部・伊豆諸島)
【関東地方南部・伊豆諸島】5月9日午後4時20分 気象庁発表
<1時間降水量> 多い所で
▼10日
関東地方南部 40ミリ 伊豆諸島 50ミリ
<24時間降水量> 多い所で
▼9日午後6時〜10日午後6時
関東地方南部 100ミリ 伊豆諸島 120ミリ
関東地方南部と伊豆諸島では、10日明け方から昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。