
全国13市町と民間企業18社が加盟する。協会によると、自治体は米とのりの産地や、おにぎりとみそ汁の具材を特産品とする市町が中心で、飲み物は初めて。富士市は今後、加盟団体の代表が集う「おにぎりサミット」と関連イベントに参加して、同市産の緑茶やほうじ茶を紹介する。
協会の中村祐介代表理事が約1年前、富士山と茶畑の絶景が広がる同市の大淵笹場などを訪れ、市に参画を呼びかけた。中村代表理事は「富士山という大きなコンテンツと、塩やのりなどおにぎりと関係の深い海がある。お茶を含む富士市全体に魅力を感じている」と話した。国内に加え、海外でもイベントを展開し、茶文化を広めるという。
茶は同市最大の作付面積の農産物だが、市況の低迷で面積と産出額は減少傾向にある。加入について、小長井義正市長は「プロモーションを拡大する絶好の機会」と期待した。