男性によると、発作が出るのは昨秋ごろからという。月に数回ほど「心臓が『うっ』と痛くなり、めまいがする」症状で、血糖値やコレステロール値、狭心症などに関する薬を服用。事故の数週間前には運転中に発症し、垣根に衝突する事故を起こしたという。一方、「田舎では車がないと生活できないと考え、家族に言えなかった」とした。
女児の自転車の列に衝突した時のことは「子どもたちを道路左側で見た記憶がない」と振り返った。事故現場の手前のカーブまでは「覚えていると思う」と述べ、気付いた時には事故が起きていたという。
4日夜、2人の息子とともに死亡女児宅を初めて訪れ、父親に謝罪の言葉を述べた。男性は「月命日にお参りをさせてほしい。できる限りの行動をしようと思っている」と語った。
死亡女児の父親は5日、取材に「事前に連絡なく突然謝罪に来た。全く誠意を感じなかった」と語気を強めた。事故現場で手を合わせたかどうかなど、父親側からの問いかけにほとんど答えなかったとして「とても反省しているとは思えなかった」と怒りをあらわにした。
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