街中を舞台に芸術祭 ストレンジシード静岡開幕 5日まで

来場者が力を合わせて段ボール製の「天守閣」を築城した参加型芸術=静岡市葵区の駿府城公園 静岡市葵区の中心市街地を舞台に野外芸術や演劇を繰り広げるストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡」が3日、開幕した。芸術家や俳優らが駿府城公園や市役所周辺などでパフォーマンスやワークショップを行っている。5日まで。
 初日の駿府城公園エリアでは、フランスの芸術家オリビエ・グロステットによる段ボール製の「天守閣」を築城する参加型芸術「儚(はかな)きものの造り手たち」の作業が進んだ。4月下旬のワークショップで制作したパーツを来場者らが組み上げテープで補強し、一つの階層が出来上がるごとに大勢で持ち上げて高さを増していった。築城した高さ13メートルの天守閣は4日まで展示し、5日に解体するという。
 そのほか、街中の各所でピエロが踊り出したり劇が始まったりと舞台芸術の祭典が続き、足を止めて見入る市民やワークショップに参加する家族連れなどでにぎわった。今年は「SHIZUOKAせかい演劇祭」とタッグを組んでいて、県内各地の食を楽しめるガストロノミー広場や、県舞台芸術センター(SPAC)の俳優が来場者をもてなすグリーティングイベントなども盛り上がっている。

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