はしか患者が新幹線利用 静岡県、接触者に注意喚起「発熱、発疹あれば受診を」

 静岡県は3日、麻疹(はしか)患者が東海道新幹線に乗って県内を訪れていたとして、同じ列車で接触した可能性がある人に対し、発熱、発疹の症状がある場合は速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。
 県によると、患者は海外渡航歴のある30代女性で、2日に東京都が患者として確認した。女性は4月26日午前9時4分ごろ、品川発新大阪行きのこだま711号3号車(自由席)に乗車し、同10時34分ごろ掛川駅で下車。品川ー掛川間で3号車や付近の車両に乗っていた人は接触した可能性があるという。女性は同列車以外で不特定多数との接触は確認されていない。
 県は同列車の利用客で症状がある人に対し、マスクを着用し、「患者と同じ新幹線を利用した」と事前に連絡した上で医療機関を受診するよう求めている。受診の際は周囲に感染を広げないよう、公共交通機関の利用を避ける必要がある。
 相談窓口は<電055(928)7220>。当面の間、午前9時から午後5時まで受け付ける。

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