静岡県内シラス漁始まる 浜松・舞阪漁港、初日の漁獲量昨年比3分の1

水揚げされたシラスを吟味する関係者=21日午前、浜松市中央区の舞阪漁港 遠州灘や駿河湾で21日、今期のシラス漁が始まった。浜松市中央区の舞阪漁港では初競りが行われ、仲買人らが集まり活気に包まれた。近年は4~5月に最盛期を迎えるという。漁期は来年1月14日まで。
 早朝に出港した31隻の漁船が港に戻ると、かごいっぱいに詰められた半透明のシラスが次々に水揚げされた。初日の水揚げ量は約9トン。今年は昨年よりも漁に出た船の数が少なく、2024年初日の25トンと比べると3分の1程度だった。
 浜名漁協の内山健太郎業務課長(55)は「ここ数年は水揚げ量が少なくて困っている。今後、増えてくれれば」と期待を込めた。
 24年漁期(24年3月21日~25年1月14日)の静岡県内主要6漁港(舞阪、新居、福田、御前崎、吉田、用宗)の総漁獲量は2096トンで、1975年の統計開始以来、過去最少だった。このうち舞阪は約27%の568トン。

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