
早朝に出港した31隻の漁船が港に戻ると、かごいっぱいに詰められた半透明のシラスが次々に水揚げされた。初日の水揚げ量は約9トン。今年は昨年よりも漁に出た船の数が少なく、2024年初日の25トンと比べると3分の1程度だった。
浜名漁協の内山健太郎業務課長(55)は「ここ数年は水揚げ量が少なくて困っている。今後、増えてくれれば」と期待を込めた。
24年漁期(24年3月21日~25年1月14日)の静岡県内主要6漁港(舞阪、新居、福田、御前崎、吉田、用宗)の総漁獲量は2096トンで、1975年の統計開始以来、過去最少だった。このうち舞阪は約27%の568トン。