新鮮な「生シラス丼」が人気の静岡県富士市の田子の浦港の漁協食堂が4月7日、予定より1週間遅れでオープンしました。遅れたワケはシラスの水揚げ量が少なかったから。初日は待ちかねたファンたちで賑わいました。
午前7時前、田子の浦港にシラス漁を終えた船が戻ってきました。鮮度が一番のシラス、水揚げされるとすぐに競り落とされていきます。
<田子の浦漁協職員>
「生で食べるには良い大きさで、鮮度もいいし、いいと思う」
肝心の水揚げ量、初日が2024年シーズン初日の半分程度の151キロだったため、生シラス丼が人気の食堂は、4月1日のオープンが延期に。その後、例年並みになり、きょうのオープンが決まりました。
<田子の浦港漁協食堂店員>
Q. きょうこれだけ水揚げがあれば食堂は無事に?
「もうマルです(笑)」
4月7日の水揚げは、初日の5倍近い731キロでした。
食堂の券売機前には、開店前から長い行列ができました。
<一番乗りの男性>
「なかなか食べれる機会がないので、今日1番ということで期待して来た」
<新潟県から来た男性>
「わざわざここを食べるために新潟からきょう来た」
<田子の浦港漁協食堂店員>
「きょうめでたく4月7日、開店することができました。美味しい生シラス入荷しているので、楽しんで帰ってください」
午前10時半、待ちに待ったオープンです。
<来店客>
「めちゃめちゃおいしい」
「いや、うまいっす」
<田子の浦港漁協食堂 古江奈津子さん>
「日本全国から、うちのシラスを楽しみに来ていただけるので、そういうお客様に、少しでもたくさん、おいしいシラスを提供できるように頑張っていきたい」