テーマ : 台風15号(2022.9.23-24)

静岡県24年度予算 612億円財源不足と試算

 静岡県は14日、2024年度当初予算編成のたたき台となる一般会計の部局調整案をまとめた。歳出が歳入を上回る財源不足額が23年度当初予算と比べて74億円増加して612億円になるとの試算を公表した。国の予算や地方財政対策の状況を精査しつつ、不足額の縮減を図る。
 試算には24年度から始まる「こども・子育て支援加速化プラン」関連の影響額は含まれていない。
 歳出総額は、23年度当初予算比で3・1%減の1兆3285億円となった。
 部局別の歳出は、新型コロナウイルス関連経費が減少するものの、健康福祉部が2652億円(23年度当初比17・7%減)で最多。経営管理部2646億円、教育委員会2190億円、知事直轄組織2055億円と続いた。
 投資的経費は1905億円(同3・0%増)で、このうち、公共・直轄は979億円(同3・7%増)、県単独は926億円(同2・3%増)。義務的経費は6519億円(同0・9%増)で、公務員の退職年齢の段階的引き上げで退職者がいなかった23年度に比べて人件費は前年度当初比で4・2%増加した。22年台風15号災害などの影響で23年度に急増した災害復旧費は同40・0%減となった。
 歳入は1兆2673億円(同3・7%減)と試算した。このうち、好調な企業業績などを反映して県税は4973億円(同1・7%増)、県債は944億円(同0・4%減)とした。

いい茶0

台風15号(2022.9.23-24)の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞