テーマ : 台風15号(2022.9.23-24)

農業者収入保険、22年の支払額11.5億円 静岡県内ほぼ横ばい

 農業者の収入保険を取り扱う静岡県農業共済組合(NOSAI静岡)が19日までにまとめた2022年の保険金等支払額は、約11億5千万円だった。台風15号など自然災害の被害が発生したが、前年比ほぼ横ばいで推移した。一方、加入経営体数は年々増加し、予期せぬ事態への備えとして利用が広がっている。
 保険金を受け取った農家の主な作物はお茶40%、ウンシュウミカン29%、イチゴ7%。減収要因は価格低下が43%と最多で、病害虫28%、気象災害20%が続いた。保険期間終了前に保険金を支払うつなぎ融資も59件、総額1億3897万円実施した。
 同保険は農業収入が原則過去5年平均の90%を下回った場合、差額の90%を上限に補償する。ほぼ全ての減収要因を対象とし、農産物の種類も問わない。23年の加入経営体数は2143件で、同保険の取り扱いを開始した19年との比較で約4倍に伸びている。24年の加入は23年中の申し込み手続きが必要。

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