奥深いチーズの世界!意外と知らない正しい保存方法・チーズを使った簡単レシピ

チーズのお手軽レシピ

牧野:そういったチーズのおすすめの食べ方、手軽なレシピを教えてください!

プロセスチーズ

小笠原:6Pチーズやベビーチーズなどのプロセスチーズは、トースターで軽く焼いて少し柔らかくなったら、胡椒をふっていただくのがおすすめです。

牧野:胡椒は黒胡椒ですか?

小笠原:私は黒胡椒がいいと思います。できれば挽きたてがいいですね。
 

カマンベールタイプのチーズ


小笠原:カマンベールタイプのチーズは、黒胡椒をガリガリとたっぷり挽きかけるのが好きです。カマンベールを耐熱の器に入れて、レンジでチンしたりオーブンで焼いて、とろりとしたところをパンや茹で野菜、ウインナーなんかに絡めて食べるカマンベールフォンデュも手軽でおすすめです。

牧野:ちょっと熱を加えるとおいしくなりますもんね。逆に、サラダ風に食べる場合のおすすめもありますか?

フレッシュモッツァレラ


小笠原:フレッシュモッツァレラですね。有名なのは、スライスしてトマトやバジルと合わせるカプレーゼです。フレッシュモッツァレラを豆腐のように冷奴風にしても美味しいです。

牧野:トッピングはどうするんですか?

小笠原:私が好きなのは、オニオンスライスと鰹節で、そこに醤油を垂らすというもの。だし醤油でもおいしいかもしれません。

牧野:焼津のかつお節などを合わせるといいかもしれませんね!

小笠原:あとは、みそ汁に入れたりしても、熱でとろりととろけておいしいです。

牧野:モッツァレラをみそ汁にいれても合うんですか!? 

小笠原:はい、 乳製品とみそはとても相性がいいんです。しかも熱でとろりととけてくるので、とても美味しいですよ。

ラップはNG? 正しいチーズの保存方法

牧野:その発想はなかったので、一度やってみますね! 今度はチーズの扱い方で気をつけたいことはどんなことでしょうか?

小笠原:チーズって冷蔵庫で保存しているので、「冷やした状態で食べる」ようなイメージがあるかと思いますが、実は冷たいものより常温の方が美味しいんです。温度が戻っていた方が、チーズのミルク感や旨味、風味をより感じられるようになります。

牧野:保存はどうですか?

小笠原:保存はラップに包みがちなんですが、実はそれはあまりおすすめではありません。密閉して通気性のない状態にするのはあまりよくないです。ベストなのはチーズ専用の包み紙で包むのがいいのですが、難しければオーブンペーパーやキッチンペーパー等、通気性のあるものでくるんでからラップするのがいいと思います。

国産のおすすめチーズは?

二世古 糀

画像提供:小笠原由貴

牧野:最後に、国産チーズでも美味しいものがたくさんあると思いますので、おすすめを教えてください。

小笠原:今、話題に上がっているものでおすすめのものが2つあります。スペインで開催されたチーズの国際コンクール「World Cheese Award」、この大会には4079品のチーズが出品されたんですが、その中のベスト88の「SuperGold賞」に入ったチーズです。ひとつは、長野県のアトリエ・ド・フロマージュの「翡翠」というブルーチーズ。もうひとつは、北海道のニセコチーズ工房の「椛(もみじ)」の硬いタイプのチーズです。

牧野:オンラインで買うことはできますか?

小笠原:買えるとは思うのですが、今、人気で品薄かもしれません……。

牧野:なるほど、ありがとうございます。チーズの世界は奥が深すぎて、今回はなかなか奥まで入っていけませんでした。また、第2弾をお願いします!
今回お話をうかがったのは……小笠原由貴さん
旅行会社勤務を経て渡米。ナパバレーやバークレーでの料理修行を通し、地産地消、オーガニック、素材を活かした料理を知る。帰国後、レストランやチーズ専門店で働いた後、パン教室をオープン。Simple & Natural をモットーとするレシピに質の良い食材は欠かせず、日々美味しいものを探求。チーズセミナーの講師を務めたり、All About等の媒体でもチーズについての記事を執筆中。

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