
そこはアメリカから輸入した最高級トレーラーハウスやBBQグリル、薪露天風呂が完備されたプライベート空間を満喫できる1日1組限定のグランピング施設。
今回はそんな森の中の秘密基地、「WASABI VILLAGE〜わさびビレッジ〜」をご紹介します。

経営者の藤井幸光さん千代美さん夫妻に出迎えられて受付を済ませると、アメリカ直輸入の最大、最高級のトレーラーハウスへ!








なんとイタリア製テーブルの製造会社の社長もお忍びで訪れたことがあるそうです。

それもそのはず、藤井夫妻はわさびの栽培家として前県知事表彰を2度も受賞したことのある凄い方々なのです!幸光さんは現在西伊豆町わさび組合長であり静岡県わさび組合の理事でもあります。

このわさびは辛味の中に甘味がありしっかりと粘り気もあります。鼻に抜ける時に甘味がすごいとお客様からよく伺うそうです。


わさび沢の開拓当時はとても荒れていましたが、周りの方々に力を借りながら夫婦で協力をして一から整備して、今の美しい藤井わさび園のわさび沢があります。
わさび栽培を成功するためには「日々の自然と向き合う事が大切」と教えていただきました。虫が着くのを防ぎ、石に付いた苔をとり、崩れた石段を組み直し、落ち葉を拾い、日照率を計算しながら枝を落としたりしてわさびの成長を見守る。「この物作りは実に面白い」と幸光さんはわさび沢を見つめながら笑顔で教えてくれました。
ところがコロナ禍でわさびの注文が激減したのを機に、藤井夫妻はグランピング施設を作るために動き始めます。
コンセプトはわさび屋ならではの森の中での秘密基地。各地のグランピング施設を周り、自分達の求める最高のグランピング施設を作り上げました。

「WASABI VILLAGE〜わさびビレッジ〜」の楽しみ方
収穫時期に泊まれば、原木しいたけ、ハッサク、柿狩も無料で楽しめます。3月頃は山桜で山が彩られ、6月は蛍が沢を照らし、夏は海水浴と森を楽しめ、10月にアサヒマダラが舞う!そんな素敵体験をどうぞお楽しみください。12月にはわさび沢の紅葉も見られます。またわさび農家体験、薪割り体験も行っています。自分で薪割りをした薪で風呂に入るのも最高の体験ですね。

幸光さんは以前は静岡市に住んで、現在のコカ・コーラボトラーズジャパン(株)に勤めていましたが、今後のライフプランを考えた上で伊豆にUターンすることを決意。その判断に千代美さんは驚いたそうです。夫妻はしばらくの間、伊豆で海三昧の日々を過ごしましたが、松崎町で自分の父親がわさび農家をやっていたことから早期退職を機に自身も物作りの道を選びました。
現状では西伊豆町のわさび栽培数が不足しているため、新たなわさび沢を作る計画を立てています。その規模は今の4倍の広さになるといいます。計画通りにわさび沢が拡大すれば、地元の雇用推進にもつながり最終的には地元の活性化にも貢献できると、夫妻は期待を込めて語ってくれました。
グランピング施設についても、今後はグリーンエネルギーを活用して森にやさしい施設にしていきたいとのこと。藤井夫妻の夢はどんどん膨らんでいくようです。
わさびビレッジさんの自社サイトからご予約いただくと【人数分のオトクなプレゼント】がご用意されています!!

<DATA>
■藤井わさび園 WASABI VILLAGE〜わさびビレッジ〜
住所:賀茂郡西伊豆町宇久須嵯峨野2745-1
電話:0558-36-3773

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