【静岡県立美術館の「テオ・ヤンセン」展】世界が必要としている「何か」
1990年から数限りないトライ&エラーを繰り返し、技術を刷新してきた様子が年表からうかがえる。それは地球の生命史とも重なる。ビーストたちの動く姿を確認する楽しさは本展の肝だが、「アップデート」の継続に費やすエネルギー、執念にも心打たれる。ヤンセンさんのインタビュー映像が興味深い。「(作品は)正当な理由のない楽観主義が発展・成長させた。この非合理な楽観こそ、今世界が必要としている『何か』ではないか」(は)
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