
陸上のパリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は18日、神戸市で行われ、男子の池田向希選手(旭化成、浜松日体高出)が日本陸連の定める派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破する世界歴代3位の1時間16分51秒で優勝し、五輪代表に内定しました。
池田選手は7キロ手前で集団を抜け出し、そのまま世界記録に迫るペースで押し切る圧巻のレース運び。もともと15キロ過ぎからの勝負を考えていましたが、集団の状況やペースを見極め、作戦を変更して一気に勝負を決めました。

2022年秋からコーチを置かずに単身で練習していることで「練習メニューや合宿日程など自分で考えることが増え、どんなことにも臨機応変に対応できるようになりました」と成長を実感しています。
15位に終わった昨夏の世界選手権から立て直し「出来すぎなくらい思い通りのレースができました」と手応え十分でした。
前回東京五輪と2022年世界選手権は銀メダル。パリでは日本の柱として「覚悟をもって金メダルを狙います」と意気込みました。

