
パリ五輪の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権1万メートルは10日、東京・国立競技場で行われ、男子の太田智樹選手(トヨタ自動車、浜松日体高出)が従来の日本記録(27分18秒75)を更新する27分12秒53で準優勝しました。日本人初の26分台が「現実味を帯びてきました」と自信を深め、世界ランキングポイントも大きく上積み。五輪出場へ大きな足掛かりを築きました。
太田選手は11月にチームメートの田沢廉選手の米国合宿に参加。ハイレベルな練習を積んだ成果もあって、序盤から積極的なレース運びを見せました。田沢選手にも競り勝ち「実力も経験も向こうが上ですが、一応先輩なので」と笑顔。今シーズンの大一番で納得の走りをして、いよいよ勝負の五輪イヤーを迎えます。
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