LIFEライフ

静岡新聞教育文化部

【夏季企画展「登呂遺跡で考えるSDGs」】人間とシカの物語

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は静岡市立登呂博物館で8月27日まで開催中の夏季企画展「登呂遺跡で考えるSDGs」。 

限られた資材を有効活用していた弥生時代の暮らしから、「持続可能な開発目標」達成のヒントを探る。土器や稲作道具を中心に約50点。半分が国の重要文化財。「シカの利用」について解説しているコーナーが秀逸。ふじのくに地球環境史ミュージアムで5月まで開かれていた「角の魅惑−日本のシカ化石とニホンジカ−」展から続く、壮大なシカ物語。刀の柄にした「柄頭(つかがしら)」、占いに使った「灼骨」など、角の活用類型が興味深い。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

RANKING