【「オールドノリタケ」展】棒で打ち合うカエル3匹

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は6月25日まで静岡市清水区のフェルケール博物館で開かれている企画展「オールドノリタケ」。

明治期から太平洋戦争前夜にかけて日本陶器合名会社が製造した「ノリタケ」ブランドの陶磁器225点。気品あるデザインと技法の多彩さ、モチーフの多様さに驚き。アールヌーボー様式の高さ80センチ超「金彩婦人図飾壺」は洋装の女性2人が庭園で花摘みに興じる。「金彩水辺の牛風景図双耳花瓶」は川辺の牛と森がバルビゾン派を思わせる。花鳥風月、和のモチーフもふんだんに。「盛上げ蛙文」シリーズは棒で打ち合う3匹のカエルが楽しい。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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