犬や猫の可愛い写真の撮り方をプロのカメラマンに聞いてみた!

今回は犬や猫の写真を撮るときのコツについて、フリーカメラマンの望月やすこさんにSBSアナウンサー山﨑加奈がお話をうかがいました。
※2023年4月28日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

写真提供:望月やすこさん

可愛い撮り方のコツ〜猫編〜

望月:愛猫家のやまかなちゃんに事前に知りたいことを聞いたら、「うちの猫のむにちゃんは、黒目が可愛いのに眩しいと目を細めてしまう。本当はもっと目が大きくて可愛いのに、なかなか可愛さが伝わらない」とのことでしたが…。

山﨑:昨日もインスタグラムにむにの写真をあげましたが、目が細く見えてしまうんです。

望月:猫は夜行性なので、明るいところでは目を細めてしまいます。そのため猫の場合は、窓を背にして撮るのがいいです。暗いところでは目が開くので、ちょっと暗めの室内で撮った方が、瞳が大きく写ります。だから朝に撮るより、夜に撮ったほうが黒目が大きく写りますよ。さらに黒目をはっきりさせたいなら、画像の調整・加工をしてみてください。スマホの画像編集機能に「ブラックポイント」というのがあり、黒だけを濃くしたり薄くしたりできます。ここを調整すれば、より黒目がちになると思います。

山﨑:私もこれよく使います!人間もですし、料理のときも使っています。

望月:ちなみに動画でも同じなので、ぜひ試してみてください。

可愛い撮り方のコツ〜犬編〜

望月:犬の場合は、目が光に弱いことはないので、窓の方を見る順光でも大丈夫です。知り合いの真っ黒なトイプードルのグクちゃんを撮らせてもらいましたが、真っ黒だと表情がわかりにくいので、順光できちんと光をあてた方が顔の表情がわかりやすくなります。

さらに窓や光の方を見ると、瞳がキラキラに写るというメリットもあります。瞳がキラキラしていると可愛さが引き立ちます。そのため犬の場合は窓の方を見てもらったほうがいいと思います。また黒い被写体の場合は、編集機能で「ブリリアンス」を使ってみてください。暗い部分だけを明るくしてくれる効果があり、黒がグラデーションに細かくわかれます。

山﨑:「明るさの調整」だけだと全体が明るくなってしまいますが、「ブリリアンス」だと暗いところだけ明るくなるんですね。

さらに可愛く撮るための〜応用編〜

写真提供:グクちゃんの飼い主さん


望月:あとは、むにちゃんみたいに「小さいサイズがたまらなく可愛い」という場合は、アップで撮ってしまうと小ささがわからないので、他のものと一緒に撮るといいですよ。例えばですが、手のひらの上に置いたり、帽子の中に入れたりして撮ってみるのもおすすめです。

(写真を見ながら)このパーカーのポケットにトイプードルのグクちゃんが入っている写真は、「ポケットの中に入るほど小さい」という可愛さが伝わりますよね。

あと「モフモフしている可愛さ」を伝えたいときは、柔らかいものと一緒に撮るといいですね。タオルや毛布にくるむとさらに可愛く写ると思います。そして、躍動感を出して撮りたいときに便利なのが「スマホをくるり」という技です。

やり方ですが、餌をだして「こっちにおいで」と呼び寄せて、躍動感を出すために下から撮影するのですが、その時にスマホをくるっと回して、レンズを逆さにするだけなんです。地面や床にスマホを付けて撮影すると、ホールドできてブレにくくなるので、躍動感に惑わされずにきっちりとした写真を撮れます。

山﨑:猫は自由に動き回ってしまってなかなか撮影が大変だったので、すごく勉強になりました。早速実践します!
今回、お話をうかがったのは……望月やすこさん
静岡県内を中心に個人の撮影や取材撮影をするフリーカメラマン。撮影歴は25年。「人を笑顔にする撮影」と「面白いネタ探し」を得意とする。著書「子連れのタダビバ」シリーズ(静岡新聞社)では執筆も担当。ラジオ・テレビの出演など様々なメディアで活躍。公式ホームページ「フォーシーズン 望月やすこ」、インスタグラムもチェック。

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