【超初心者向け】すぐできる！スマホで綺麗に夜景やイルミネーションを撮るコツ5選。静岡新聞の写真記者に聞いてみました
「スマホで夜景やイルミネーションの写真を綺麗に撮るのは難しい」と諦めていませんか？実はちょっとしたコツで、手持ちのスマホでも“映える”写真が撮れるかも！今回はすぐに実践できるスマホの撮影テクニックについて、静岡新聞の写真部部長・久保田竜平記者に聞いてみました。
「便利な機能があるのは知っているけれどたくさんあって覚えられない」「初心者でもすぐできる簡単な方法を知りたい」。そんな方にぜひ試してほしいポイント5つを紹介します。夜の景色だけでなく日中の写真に応用できるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.三脚を使用する
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スマホには元々手ブレを補正する機能が付いていることが多いですが、なるべく長い時間露光（レンズに光を入れること）させて撮影したい際には、三脚でしっかりと固定しましょう。
スマホを一定の位置に固定した状態で露光時間を長くすれば、観覧車や花火といった“動く光”の導線も1枚の写真に美しく収めることができます。最近では100円ショップでもスマホ用の三脚が販売されているので、ひとつ持っておいてもいいかもしれません。
2.ナイトモードを使用する
ナイトモードを使用時（左）と未使用時（右）※久保田記者撮影。機種はiPhone 15 Pro
端末によっては暗い所で撮影すると自動でナイトモードに切り替わるものもあるので、既に気づいたら使用していた、という方もいるかもしれません。ただ、久保田記者によると、上の画像を撮影した青葉シンボルロード（静岡市葵区）は夜でも比較的明るく、自動では切り替わらなかったとのこと。撮影画面が「なんだか暗いな」と思ったら、ナイトモードになっているかを今一度確認してみましょう。
ナイトモードの設定方法
※画像はiPhone14の例。機種によってはナイトモードが搭載されていないものもあります。
3.ピントを調節し、ぼかしを取り入れる
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ピントを手前（左）と奥（右）にした場合の比較 ※久保田記者撮影。機種はiPhone 15 Pro
ピントを合わせる位置を変えてみるだけでも、違った印象の写真になります。一般的なカメラはシャッターを半押ししてピントを調整しますが、スマホの場合は焦点を合わせたい部分を指でタッチします。もちろん、すべての被写体にピントを合わせて撮ることもできますが、一部をぼかすことで画面に奥行きが生まれ、より味わいのある作品になるかもしれません。
4.明るい被写体を選んでみる
ナイトモードを使っていても、スマホではどうしても見た目以上に暗く写ってしまいがち。そのため、被写体選びの段階で、なるべく明るいものを選ぶのも手軽に試せる方法です。具体的には、どうしても画面の中で真っ暗な夜空をある程度入れ込む必要のある夜景や花火は難易度が高めだそう。まずは、画面いっぱいにキラキラとした光を取り入れやすいイルミネーションから挑戦してみるのがおすすめです。
※久保田記者撮影。機種はiPhone 15 Pro
ちなみに、上の画像のように水面や路面の反射を利用すると、画面の中で光の密度が増えてさらに華やかな写真になります。
5.レンズを使い分ける
最近のスマホには、複数のレンズが搭載されているものもあります。それぞれ「広角」「超広角」「望遠」「マクロ」などがありますが、最低限押さえておきたいのは「広角」と「望遠」の違い。スマホの位置を動かさなくても、レンズを使い分けるだけで写る範囲が変わり、違った印象の写真が撮れます。
広角レンズ（左）と望遠レンズ（右）の違い※久保田記者撮影。機種はiPhone 15 Pro
上の画像はどちらも同じ被写体をスマホで撮影していますが、レンズの違いで距離感に大きな違いが出ます。広角レンズは望遠レンズよりも広い範囲が写るのが特徴です。写したいものを決めたら、レンズを切り替えながら画面の構成を変えてみましょう。
広角／望遠の切り替え方
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※画像はiPhone14の例。iPhone14には2つのレンズが搭載されているので、「0.5×」（広角）と「1×」（望遠）の2種類を選ぶことができます。
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